近日世界を騒がせている新型コロナウイルス。
自粛要請が出て、結婚式もどんどん延期の決断をするカップルさまが増えてきましたね。
corujaにも延期のご連絡が続き、クリエイターのみなさんへキャンセルの連絡をすることがすごく申し訳ない気持ちになります。
結婚式延期を決断されたカップルさまは、これ以上の申し訳なさと辛さがあるのではないかと思います。
わたしには到底想像もつかないくらい。
いつになったらこの現状が緩和されるのか誰にもわからず、延期先の日程を決めることが出来ずにフワフワとした状態が続いている、という話もよく聞きます。
先の見えない状況で式のことを考えるのがつらい、とメールをくださった花嫁さまもいらっしゃいました。
何もできない自分の無力さが本当に本当につらかったです。
たった一日 大切な人たちに集まってもらって
同じ時間を共に過ごしてもらう
それだけのことができない現状
たった一日 好きなだけ夢を見れる日なのに
その日を楽しみに待てない
この社会情勢では仕方のないことかもしれませんが、本来この時期はわくわくでいっぱいの時間を過ごすはずだった花嫁さまに、そんな言葉を言わせてしまったことがすごく辛かったです。
その日は、久しぶりに泣きました。
コロナが落ち着いたら飲みに行こうね!遊ぼうね!
○○しよう!○○行こう!
って「コロナに負けない」前向きな言葉が飛び交う最近。
でも、「コロナが落ち着いたら結婚式をしようね」
そう話しているカップルさまは今どのくらいいるでしょうか。
結婚式を楽しみに待てない気持ちを作りあげているのは、間違いなくわたしたちウェディング業界で働く人たちだと思っています。
この現状が本当にかなしい。
キャンセル料、延期料、式場やパートナー企業の対応、スケジュール問題
考えれば考えただけ悩みは尽きないと思いますが、ひとつだけどうしても伝えたいことがあります。
それは、「結婚式はいつでもできる」ということです。
余談ですが、 わたしの夢は
自分のちいさな娘と旦那さんが一緒にバージンロードを歩くこと!
その様子を動画に残して、娘の結婚式の映像と絡めて編集してあげたい!という親バカっぷりを、親になる前から発揮しているわけです。笑
親子で2度もバージンロードを歩けるってステキじゃないですか?!
よちよち歩いていた小さな娘が、「パパ今日までありがとう」って旅立っていくんです。考えただけで涙が・・
ちなみに息子の場合は指輪を運んでもらう予定です。
リングボーイってやつですね。
息子がわたしたち夫婦を繋いでいてくれるんです。はい、ステキ。
実はわたし結婚式に対する夢と憧れが人一倍強すぎて、プランナーの資格を取得したんですよね。
自分の結婚式はわたしプロデュースでやりたいなぁ~と。
この辺りの話はnoteにひっそりと綴っていってますので、ご興味ある方はこそっと探してみてくださいね。
・・・
さて、今月初旬はエンドロール編集でお声かけいただきまして、長野県まで車をぴゅーっと走らせてきました。
それが現状最後の結婚式です。その日から今日まで、結婚式に携われていないわけです。
完全に結婚式ロスです。
そのおふたりはわたしの直接の担当カップルさまではなかったので、結婚式その日がはじめましてでした。
でも、その一日はすごく印象に残っているんです。特に新郎さまの謝辞。
今日を迎えるまでにすごくすごく悩みました、と話始めた新郎さまの声はかすかに震えていました。
「新型ウイルスが流行っている現状、大切な皆さまにもしものことがあったら、そう思うと結婚式を実施することに何の意味があるのかひたすら悩みました。
たくさんの人に相談しました。
正解がわからず両親に泣きついたこともあります。
それでも、皆さんわたしたちのことを一番に考えてくれて、本当に本当に嬉しかった。こんなこと言っちゃいけないのかもしれないけど、ウイルスのおかげで大切なものがなにか、改めて気付くことができました。」
エンドロール上映の為、披露宴会場のすみでこっそりスタンバイしていたわたしはウイルスのおかけで、ますます結婚式が好きになりました。
・・・
最近は、 #オンライン結婚式 とか話題になってきてますね。
でもわたしは、同じ空間を共有するってところが結婚式のキモだと思うんですよね。
もちろん新しい手段としてアリだとは思います。
だけど、会えないカップルが電話して、早く会いたい!!ってなりませんか?(最近の若い子はしないのか?ウィルコム世代のわたしはすぐに声が聞きたくなりますが・・この発想は古いですか?!!)
オンライン飲み会でも、コロナ落ち着いたら○○集合ね!って会話になりませんか?(ちなみにわたしは、朝までひたすら飲み放題をするって決めています)
ちょっと脱線しましたが、同じ場所で同じ時間を共有するって、すごく大事なことだと思うんですね。
だからこそ、今じゃないんです。
他人事に聞こえるかもしれませんが、結婚式の予約キャンセルしちゃってもいいとわたしは思っています。
キャンセル料とかなんだかんだ言ってくる会場は、結局その程度です。
心の底から全力で楽しんで当日をワクワクした気持ちで迎えられる日が来るまで、今は準備の期間だと思います。
結婚式を予定通り決行したカップルさまの中には、招待状を渡した会社の上司に「正気か??」と真顔で聞かれた方もいらっしゃいました。
世間体やタテマエもあるのかもしれませんが、そういう言葉をぶつけてくる方はあなたにとって本当に大切な存在ですか?
本当に大切なものはなにか、考えなおすいい機会かもしれません。
・・・
結婚式をわくわく楽しみに思ってもらえるように、わたしの周りで少しずつですが動き始めている企画があります。
まずは、GW中に静岡を拠点にしている @freakyworks のおおたにさんとインスタライブを行なう予定です。
おおたにさんも、わたしに負けず劣らずの結婚式オタクです。
結婚式大好きなふたりが結婚式についてざっくばらんに話していくっていう尾張の見えない企画です。笑
司会の方をお呼びしないとまとまらないんじゃないか、っても思ってますが。
オタクトーク、ご興味ある方はぜひインスタもチェックしてくださいね。
あとは、自作カップルに向けての素材配布(一部販売)です。
ムービー素材だけじゃなく、プロフィールブックとか招待状とかのデザインもあったらおもしろいなぁ~と準備を進めている段階です。
こちらもお楽しみに!
これから挙式予定のみなさん、後悔ない選択をしてくださいね。
そして、結婚式を嫌いにならないでくださいね。
挙式日当日は絶対に「最幸の一日」になりますので。
ウェディング業界は、誰かの笑顔を見ることが大好きな人の集まりなんです。
わたしが保証します。結婚式は最幸です。